原始集落を掘る 尖石遺跡 〔改訂版〕

尖石遺跡研究の軌跡をたどる

シリーズ「遺跡を学ぶ」4

原始集落を掘る 尖石遺跡 〔改訂版〕

  • 勅使河原 彰/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1700円+税
  • ISBN 978-4-7877-2244-7
  • 2022.11.24発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

地元の研究者・宮坂英弌による遺跡の解明と保存活動の軌跡をたどりながら、自由奔放で勇壮な精神にあふれる土器群を残した長野県八ヶ岳西南麓の縄文人たちの生活にせまる。改訂版では尖石遺跡のとなりにある与助尾根遺跡とあわせて新たにわかってきた縄文集落の姿を解説。

目次

第1章 尖石物語
1 縄文のふるさと
2 開墾の鍬と尖石遺跡
3 宮坂英弌と尖石遺跡の出合い

第2章 尖石遺跡の発掘
1 炉址をねらえ
2 竪穴住居を掘る
3 集落址の解明

第3章 原始集落の復原
1 与助尾根遺跡の発掘
2 縄文集落の復原
3 尖石集落と与助尾根集落の盛衰

第4章 特別史跡・尖石遺跡の今と未来

出版社からのコメント

尖石遺跡の発掘と縄文集落の研究に打ち込んだ宮坂英弌の生涯を描き、原始集落解明への道筋をたどります。

著者紹介

勅使河原 彰(テシガワラ・アキラ)

1946年東京都生まれ。明治大学文学部卒業。
文化財保存全国協議会常任委員。第2回尖石縄文文化賞、第13回藤森栄一賞受賞。
主な著書 『武蔵野の遺跡を歩く 都心編・郊外編』(共著)、『増補 縄文人の時代』(共著)、シリーズ「遺跡を学ぶ004 『原始集落を掘る 尖石遺跡』、同別冊03『ビジュアル版 縄文時代ガイドブック』、『縄文時代史』『縄文時代を知るための110問題』(以上、新泉社)、『縄文人は生きている』(共著、有斐閣)、『日本考古学史』(東京大学出版会)、『日本考古学の歩み』(名著出版)、『縄文文化』(新日本新書)、『埋もれた歴史を掘る』(編著、白鳥舎)、『縄文の素顔』(白鳥舎)、『歴史教科書は古代をどう描いてきたか』(新日本出版社)、『日本列島 石器時代史への挑戦』(共著、新日本出版社)ほか。

関連書籍

  • 縄文時代史FTP
  • 縄文時代を知るための110問題
  • ビジュアル版 縄文時代ガイドブック