ならび建つ国分僧寺・尼寺 上総国分寺
新刊

シリーズ「遺跡を学ぶ」158

ならび建つ国分僧寺・尼寺 上総国分寺

  • 須田 勉/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1700円+税
  • ISBN 978-4-7877-2138-9
  • 2022.09.20発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

千葉県市原市の東京湾を望む高台にならび建つ国分僧寺と国分尼寺。奈良時代に建立された広大な国分寺の全貌と変遷がはじめて明らかになった。塔・金堂・講堂などの伽藍とともに講師院・大衆院・賤院や造寺所・造仏所など寺院を構成する諸施設が判明した貴重な遺跡を解説。

目次

第1章 総国から上総国へ
1 大国、上総国
2 古墳時代の「総国」

第2章 天平の国家構想 国分寺建立
1 国分寺造営の経緯
2 「国分寺建立の詔」と「盧舎那仏造立の詔」
3 国分寺政策を考古学から考える

第3章 上総国分僧寺の造営
1 広大な寺院の発掘調査
2 最初の造営 上総国分寺A期
3 瓦葺き建物へ 上総国分僧寺B期
4 B期の造寺所と国師院・講師院
5 はじめて全貌が判明した大衆院
6 寺院地と寺院地外に置かれた運営施設
7 B期僧寺造営の中心人物を推理する
8 国分寺の瓦生産
9 国分僧寺の山林寺院 小食土廃寺

第4章 上総国分尼寺の全貌
1 A期上総国分尼寺
2 B期国分尼寺の寺院地と伽藍地
3 造寺所の出先機関と瓦窯
4 国分尼寺の出土瓦
5 道鏡政権と国分尼寺の造営

第5章 国分寺研究の最前線

出版社からのコメント

上総国分寺は、国分僧寺と国分尼寺がほとんど同じ時期に建立されました。なぜそれが可能だったのか。国分寺の構造や変遷などとともに、地方と中央のつながりなど造営に直接かかわった人物にも話はおよびます。

著者紹介

須田 勉(スダ・ツトム)

1945年、埼玉県生まれ
早稲田大学教育学部卒業。元国士舘大学教授。博士(文学:早稲田大学)
主な編著書 『古代東国仏教の中心寺院 下野薬師寺』、『ならび建つ国分僧寺・尼寺 上総国分寺』新泉社、『国分寺の創建─思想・制度編─』『国分寺の創建─組織・技術編─』『日本古代の寺院・官衙造営─長屋王政権の国家構想─』吉川弘文館、『東国の古代官衙』『古代高麗郡の建郡と東アジア』『古代東国の国分寺瓦窯』『古代日本と渡来系移民』高志書院、『日本古代考古学論集』同成社

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