島に生きる

グローバル社会を歩く2

島に生きる

聞き書き 能登島大橋架橋のまえとあと

  • 赤嶺 淳/編
  • 森山 奈美/編
  • A5判
  • 192頁
  • 1000円+税
  • ISBN 978-4-7877-1205-9
  • 2012発行
  • [ 在庫僅少 ]
  • グローバル社会を歩く研究会/発行
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紹介文

能登半島の七尾湾に浮かぶ面積約47平方キロメートルの能登島(石川県七尾市、旧能登島町)。半農半漁の静かな島の暮らしは、対岸の和倉温泉地区へ結ぶ能登島大橋が1982年に開通したことで大きな変貌を遂げ、観光地化が進んだ。島の人々に架橋の前後における生活の変容を聞くとともに、島おこしの現状と課題をインタビューし、地域史研究から地方再生のありようを展望する。

目次

第1部 反転の思想

第2部 能登島流儀

第3部 回想・能登島体験

第4部 実習教育の可能性

著者紹介

赤嶺 淳(アカミネ・ジュン)

1967年、大分県生まれ。1996年、Ph.D.(フィリピン学、フィリピン大学)。一橋大学大学院社会学研究科教授。
専門は東南アジア地域研究、海域世界論、食生活誌学、フィールドワーク教育論。
主著:『ナマコを歩く――現場から考える生物多様性と文化多様性』(新泉社、2010年)、『グローバル社会を歩く――かかわりの人間文化学』(編著、新泉社、2013年)、Conserving Biodiversity for Cultural Diversity (Tokai University Press, 2013)、『クジラを食べていたころ――聞き書き 高度経済成長期の食とくらし』(編著、グローバル社会を歩く研究会、2011年)ほか。

森山 奈美(モリヤマ・ナミ)

株式会社御祓川代表取締役社長。大学で「都市計画」を学び、まちづくりコンサルタント会社を経て、現在にいたる。まちづくり計画を実現するため活動中。

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