河内弥生文化の点描

河内弥生文化の点描

  • 秋山 浩三/著
  • B5判上製
  • 324頁
  • 8000円+税
  • ISBN 978-4-7877-2017-7
  • 2020.08.28発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

弥生時代の大阪、上町台地の東側には広大な河内湖が広がっていて、その周囲に地域の拠点集落が並んでいた。西ノ辻遺跡、鬼虎川遺跡、瓜生堂遺跡、亀井遺跡などの発掘調査に携わってきた著者がこうした村々の生産と文化をくわしく分析し、弥生文化とは何だったのかを考察する。

目次

第1章 河内弥生文化の論点
第2章 弥生拠点集落・西ノ辻遺跡の再検討
第3章 生駒山西麓域の弥生土器にみる在地産・搬入品の推移
―鬼虎川遺跡・西ノ辻遺跡の採集資料をめぐる考察から
第4章 瓜生堂遺跡北東部の遺跡展開と周辺地域の動態
第5章 弥生時代における打製石器製作技術の変容
―瓜生堂遺跡の前期・中期剥片剥離の比較検討をケース・スタディとして
第6章 亀井遺跡の弥生・土製紡錘車をめぐって

出版社からのコメント

弥生時代とはどんな時代だったのか。その生産と文化の様子がよくわかります。

著者紹介

秋山 浩三(アキヤマ・コウゾウ)

1957年、大阪府枚岡市(現・東大阪市)生まれ。岡山大学大学院修士課程文学研究科修了。(財)向日市埋蔵文化財センターなどを経て、(財)大阪府文化財センターで、1995年度からの史跡池上曽根遺跡の発掘・第1期整備事業の業務ほかに携わる。
現在、桃山学院大学客員教授(国際教養学部、エクステンション・センター)、大阪府立弥生文化博物館学芸顧問(前副館長)、近畿大学・神戸女子大学・大阪樟蔭女子大学講師(非常勤)、博士(文学):大阪大学。
主な著作 『弥生時代のモノとムラ』『古墳時代のモノと墓』『河内弥生文化の点描』(以上:新泉社、単著)、『日本古代社会と物質文化』『弥生大形農耕集落の研究』(以上:青木書店、単著)、『交合・産・陰陽道・臼─考古学とその周辺』『河内・和泉の考古記録』(以上:清風堂書店、単著)、『煩悶する若き考古技師』(京都三星出版、編著)、ほか

関連書籍

  • 弥生時代のモノとムラFTP
  • 古墳時代のモノと墓FTP