メディア2025.12.19
韓国文学セレクション『資本主義の敵』の著者インタビューが「毎日新聞」に掲載されました
韓国文学セレクション『資本主義の敵』(チョン・ジア作、橋本智保訳)の作者、チョン・ジアさんのインタビュー記事が「毎日新聞」に掲載されました。
◎「毎日新聞」2025年12月18日夕刊
「チョン・ジアさん(作家) 歴史と人間の悲哀描く
最新邦訳短編集『資本主義の敵』」(棚部秀行記者)
https://mainichi.jp/articles/20251218/dde/014/040/004000c
〈『資本主義の敵』(橋本智保さん訳、新泉社)という重厚なタイトルがついた、韓国の作家、チョン・ジアさんの最新邦訳短編集が刊行された。時に自伝的な要素を編み込み、軽やかに、ユーモラスに歴史の作用と人間の悲哀を描き出している。〉
〈表題作には「資本主義の手ごわい敵」として知人のヒョンナムと、その家族が登場する。語り手は作家の「チョン・ジア」。ヒョンナムは何者にもなろうとせず、寝てばかり。似たような夫を持ち、子供を育て、自閉的な生活を送る。資本主義の原動力である欲望を否定する。〉
〈「資本主義の敵が消えてしまった時代を私たちは生きています。どんなものにも対抗できる敵が必要ではないか。そんな希望を込めました」。作中の作家は、当初批判的だったヒョンナムへの認識を変容させる。〉
◎韓国文学セレクション『資本主義の敵』書籍詳細
https://www.shinsensha.com/books/7558/
