百姓暮らしの思想

百姓暮らしの思想

丸い地球の暮らし方

  • 筧 次郎/著
  • 四六判
  • 208頁
  • 1800円+税
  • ISBN 978-4-7877-1012-3
  • 2010発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

〈暮らしの自立性〉を求めて
工業社会の見せかけの豊かさではなく、自給自足的な生活の豊かさを求めて――。
「昔の百姓暮らし」をめざし、有機農業を実践してきた生活のなかで、四半世紀以上にわたり日々さまざまに思考し、書き綴ってきたエッセイの集成。

■工業社会の見せかけの豊かさではなく、自給自足的な生活の豊かさを求めて、できるかぎり機械に頼らずに目指してきた「昔の百姓暮らし」。四半世紀以上にわたる百姓生活のなかで、日々さまざまに思考し、書き綴ってきたエッセイの集成。

目次

第1章 工業社会について考える

スピード狂時代/進歩という幻想/地球は丸かった/自由貿易の欺瞞/原発開発技術とフグ料理/驕れる人間たち/暗黒への船出/「リスク論」を批判する

第2章 暮らしについて考える
「いただきます」という言葉/飢餓を憂える/想像力の貧困/衛生の思想について/蚊帳と殺虫剤/キジの話/瑞穂の国/福の神と貧乏神の対話/こじきの話/続・福の神と貧乏神の対話

第3章 有機農業について考える
有機農業とは何か/良くできた作物とは……/どうすれば無農薬の野菜を得られるか/無農薬野菜とは何か/機械について/A君への手紙/「スワラジ学園」の志/動物教師/うんこの話

第4章 仏教について考える
「よき人」ガンジー/百姓暮らしと仏教

著者紹介

筧 次郎(カケイ・ジロウ)

1947年生まれ。百姓、哲学者。1983年から筑波山麓で百姓暮らしを実践している。
著書に、『自立社会への道』(新泉社)、『百姓暮らしの思想』(新泉社)、『百姓入門』(邯鄲アートサービス、新装版:新泉社)、『ことばの無明』『百姓の思想』『ことばのニルヴァーナ』(以上、邯鄲アートサービス)、『オーガニック自給菜園12ヵ月』(共著、山と溪谷社)、『反科学宣言』(私家版)がある。

関連書籍

  • 百姓入門 〔新装版〕FTP
  • 自立社会への道FTP