表示価格は税別の定価です。 お求めの際は消費税を加算ください。
真夏の製鉄所のある一日。過酷な労働に耐え、思考する男たち。開発で荒廃した地域に再生はあるのか? 有史以来連綿と守ってきたものがわずか20年で消えていく。戦争、原発、男女、夫婦、子どもたちの問題を見すえ、鹿島製鉄所内部も余すところなく描く書下ろし長編小説。
1944年生まれ。著書:『鹿島からの報告』(1975年、新泉社)、『住金十年住民一念――鹿島からの報告・第二集』(1981年、新泉社)、『鉄を喰う男たち』(小説、1988年、新泉社)、『わが鹿島――鹿島からの報告・第三集』(1991年、新泉社)、『なまずの石』(創作民話絵本、1994年、新泉社)、『なまず日和――鹿島からの報告・第四集』(2004年、新泉社)