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今や沖縄県は基地の島を逆手にとって反戦平和思想(運動)の発信基地たるまでに意識の変容をとげるに至った。米軍統治下の沖縄で起こった社会変動の中で、とりわけ社会意識の変容に注目し、「沖縄のこころ」の中核をなす反戦平和意識の形成過程を膨大な資料を駆使し分析。
1934年、沖縄県生まれ。文学博士。琉球大学名誉教授。著書に『沖縄・反戦平和意識の形成』(新泉社、2005年)、『戦後沖縄の社会変動と近代化』(沖縄タイムス社、2001年)、『ウェーバーの社会理論と沖縄』(第一書房、1993年)、『ウェーバーにおける契約概念』(新泉社、1997年)など。