大卒無業女性の憂鬱

大卒無業女性の憂鬱

彼女たちの働かない・働けない理由

  • 前田 正子/著
  • 四六判
  • 240頁
  • 2000円+税
  • ISBN 978-4-7877-1612-5
  • 2017発行
  • [ 在庫あり ]
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書評・紹介

紹介文

これまで見過ごされてきた大卒無業女性の問題は、貧困問題に直結し、抜き差しならない段階まで来ている。女性を取り巻く労働環境の実態を明らかにし、大卒無業女性への支援やケアを提言する。

■これまで「家事手伝い」「結婚すれば問題ない」と見過ごされてきた大卒未婚無業女性。大卒無業女性の問題は、貧困問題に直結し、抜き差しならない段階まで来ている。
そもそも高等教育を受けた恵まれた立場であるはずの大卒の女性たちが、なぜ働かないのだろうか。
働く女性の6割近くが非正規職という厳しい現状もふまえ、女性を取り巻く労働環境の実態を明らかにし、大卒無業女性への支援やケアを提言する。

目次

序 章 1億総活躍のかげで――無業の女性たち

第1章 1億総活躍時代の女性の状況

第2章 未婚無業の女性

第3章 大卒未婚無業の女性たちのそれぞれ

第4章 女子大生の夢と現実

第5章 既婚子持ち女性の再就職への壁

第6章 大卒無業女性と社会の未来

おわりに

出版社からのコメント

一度も働いたことのない、40代の娘と一緒に、役所の相談に来る老親が少なくない。……横浜市の副市長だったときの著者のそんな経験から、この企画が生まれました。女性の貧困はこれからの大きな社会問題です。

著者紹介

前田 正子(マエダ・マサコ)

甲南大学マネジメント創造学部教授。商学博士。早稲田大学教育学部卒業。公益財団法人松下政経塾を経て、米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院に子連れ留学。慶応大学大学院商学研究科後期博士課程修了。留学をきっかけに、ライフデザイン研究所(現:第一生命経済研究所)で女性の就労や子育て支援の研究を始める。2003年~2007年、横浜市副市長。医療・福祉・教育担当。2007年~2010年、公益財団法人横浜市国際交流協会理事長。2010年より現職。2009年~2011年、地域主権戦略会議構成員権限移譲担当主査。2011年~2012年、社会保障改革に関する集中検討会議委員。現在、厚生労働省「保育士養成課程等検討会」、内閣府「教育・保育施設等における重大事故防止策を考える有識者会議」委員。
主な著書に『みんなでつくる子ども・子育て支援新制度』ミネルヴァ書房(2014年)、『福祉がいまできること――横浜市副市長の経験から』岩波書店(2008年)、『子育てしやすい社会―保育・家庭・職場を巡る育児支援策』ミネルヴァ書房(2004年)、『大卒無ぎょう女性の憂鬱』(新泉社)など。