教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?

教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?

  • フランソワ・デュベ/著
  • 山下 雅之/監訳
  • 濱西 栄司/訳
  • 渡邊 拓也/訳
  • 四六判上製
  • 272頁
  • 2000円+税
  • ISBN 978-4-7877-1408-4
  • 2014発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

社会学は役に立つ? 立たない?
「社会」という名称を真正面から掲げる学問である社会学。では、本当に社会の役に立っているのか?
社会暴動や若者問題で著名なフランスの社会学者が、政治や評論とのちがい、社会的不公正にどう向きあっているか等を痛快に語る異色の入門書。

著者みずからの経験を振り返って、単なる評論家でもなく政府の御用学者でもなく、本当に社会を批判的にとらえる立ち位置とは何か、個人と社会の構造のどちらに重点をおいて社会を見るのか、など社会学の基本的な問題点を「ぶっちゃけ」語る。

目次

1 「役に立つ」とはどういうことか
2 社会学への疑いの目と社会学の弱さ
3 何が良い社会学か
4 批評家でもなく御用学者でもなく
5 本当の批判とは
6 個人と社会はどう関係しているのか
7 社会的正義と社会的不公正
8 社会学者は誰と向きあっているのか
9 私が歩んできた道
10 社会学者と研究対象との関係
11 社会学に興味をもつ学生たちへ

著者紹介

フランソワ・デュベ(Francois Dubet)

1946年生まれ。ボルドー第二大学名誉教授、社会科学高等研究院研究主任、社会学的介入・分析センター(CADIS)メンバー、エミール・デュルケム・センター研究員、国際社会学会RC47元会長(1998-2002年)。専門領域は、教育社会学、社会問題論、社会運動論、社会制度論など。アラン・トゥレーヌによる新しい社会運動(反原発運動、地域主義運動など)への社会学的介入調査にコアメンバーとして参画し、その後は郊外移民二世や高校生に関する研究で知られている。

山下 雅之(ヤマシタ・マサユキ)

京都大学大学院文学研究科博士課程修了 パリ第4大学社会学博士現在、近畿大学文芸学部教授 専門領域は社会学理論

濱西 栄司(ハマニシ・エイジ)

1977年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。ノートルダム清心女子大学文学部准教授。専門領域:社会学理論、社会運動論、社会集団・組織論。主な著訳書 「サミット・プロテストの全体像とメカニズム」(野宮大志郎・西城戸誠編『サミット・プロテスト──グローバル化時代の社会運動』新泉社、2016年)、「後期トゥレーヌの脱近代化論──モダニティをめぐる諸理論と現代アジア」(田中紀行・吉田純編『モダニティの変容と公共圏』京都大学学術出版会、2014年)、「新しい社会的リスクと日本型ソーシャル・ガヴァナンス──社会的企業聞き取り調査の分析を中心に」(共生型経済推進フォーラム編『誰も切らない、分けない経済──時代を変える社会的企業』同時代社、2009年)、〔共訳〕フランソワ・デュベ『経験の社会学』(新泉社、2011年)、〔共訳〕フランソワ・デュベ『教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?』(新泉社、2014年)ほか。

渡邊 拓也(ワタナベ・タクヤ)

フランス国立社会科学高等研究院(パリ)修了、Ph.D。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、京都大学文学博士。 現在、大谷大学文学部社会学科講師。専門領域は社会病理学、社会史、地域社会学。 訳書に、フランソワ・デュベ著『教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?』(共訳、新泉社)がある。