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ルーマン、学問と自身を語る

  • ニクラス・ルーマン/著
  • 土方 透/編・訳
  • 松戸 行雄/編・訳
  • 四六判上製
  • 260頁
  • 2500円+税
  • ISBN 978-4-7877-9617-2
  • 1996発行
  • [ 品切中 ]
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紹介文

多様な質問が仕組まれ、ルーマン一流の複雑性を携えて返答するインタビュー集「アルキメデスと私たち」、ルーマン理論の重要なエッセンスを語った講演「構成としての認識」、退官記念講演「なにが扱われているのか? その背後になにが隠されているのか?」の3本を収録。

著者紹介

ニクラス・ルーマン(Niklas Luhmann)

1927-98年20世紀を代表する社会学者の一人。もっとも重要な功績は、新たなシステム理論を社会学理論に結びつけ、ひとつの社会理論を発展させたことにある。フライブルク大学で法律を学んだ後、ニーダーザクセン州の行政官として勤務。タルコット・パーソンズの社会学に徹底的に取り組むためハーバード大学へ留学。その後、ミュンスター大学で博士号、教授資格を1年で取得。1969年、新設されたビーレフェルト大学に教授として就任。1993年に定年退官。

土方 透(ヒジカタ・トオル)

1956年生まれ。中央大学法学部法律学科卒、同大学院文学研究科社会学専攻修了。現在、聖学院大学政治経済学部教授。ハノーファー哲学研究所、ヴュルツブルク大学客員教授など歴任。社会学博士。
著書 Das positives Recht als soziales Phanomen, Berlin, 2013(Duncker & Humblot)、『法という現象─実定法の社会学的解明』(ミネルヴァ書房、2007年)、〔編著〕Riskante Strategien: Beitrage zur Soziologie des Risikos,(Hrsg. mit Armin)Springer Verlag, 1997.、『ルーマン─来るべき知』 (勁草書房、1990年)、『リスク─制御のパラドクス』(アルミン・ナセヒと共編、新泉社、2002年)、『宗教システム/政治システム─正統性のパラドクス』(新泉社、2004年)、『現代社会におけるポスト合理性の問題─マックス・ヴェーバーの遺したもの』(聖学院大学出版会、2012年)ほか

松戸 行雄(マツド・ユキオ)

1949年生まれ。ハイデルベルク大学で哲学と社会学を学ぶ。哲学博士。
主な著書 『日蓮思想の革新』(論創社)、『現代に生きる仏法』(みくに書房)、訳書に、『ルーマン、学問と自身を語る』(共訳、新泉社)、『社会理論入門 ニクラス・ルーマン講義録[2]』(共訳、新泉社)ほか。