シリーズ「遺跡を学ぶ」113
縄文のタイムカプセル・鳥浜貝塚
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-1633-0
- 2016発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
名勝三方五湖の最奥、三方湖近くの鳥浜貝塚から、縄文時代の丸木舟や赤漆を塗った櫛、多彩な縄と編物、骨や角でつくった精巧な装飾品など有機質の遺物が豊富に出土した。その洗練された技術と色彩感覚は、縄文時代のイメージを一変させるのに大きな役割をはたしたのである。
目次
第1章 湖畔の縄文遺跡
1 母なる海と湖
2 古三方湖と遺跡群
第2章 鳥浜貝塚を掘る
1 鳥浜貝塚の発見
2 こじ開けられたタイムカプセル
3 自然科学研究者の参加
4 念願の住居跡発見と貝塚の成り立ち
第3章 鳥浜貝塚の時代と自然環境
1 鳥浜貝塚の時代
2 土器編年の確立
2 自然環境の変化
第4章 鳥浜縄文ムラにせまる
1 鳥浜縄文ムラの痕跡
2 鳥浜縄文人の食料と生業
3 鳥浜貝塚は「定住」集落だったのか?
4 クリとウルシの管理栽培は
第5章 鳥浜縄文人の世界
1 煮炊きの道具だけではない土器
2 生活の変化を示す石器群
3 鳥浜貝塚を特色づける木の道具
4 姿をあらわした縄と編物の世界
5 骨角器と装身具
第6章 鳥浜貝塚を伝える