虹の断片
新刊

人間と社会を深く考えるヒントがつまっています。

虹の断片

精神科臨床医、四八年の経験から

  • 塚崎 直樹/著
  • 四六判
  • 432頁
  • 2500円+税
  • ISBN 978-4-7877-2011-5
  • 2021.01.20発行
  • [ 在庫あり ]
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書評・紹介

紹介文

「塚崎直樹さんは体験派である。素の体験から考える人である。本を読んだり話を聞いても、そこで述べられている考えや理屈よりも、語り・書いている人自身に触れ合おうとする。その種の人は医師を含めた医療者の中に多い。ことに精神科医の中に体験派の人が多い。素の自分として、素の人としての患者に関わる姿勢が要請される場面、が少なくないからである。その塚崎さんが生身で格闘した「事態や文章」との体験が8つの記録として纏められた。塚崎さんの素の体験の記憶に残された「虹の断片」に触れることは、読者に特別の広がりをもたらすとボクは思う。それは素の体験が極端に希薄化してしまっている現在社会への気づき・意識化である。」──神田橋條治(精神科医)

 

目次

思い出すこと──はしがきにかえて
第一章 労働者の原型
第二章 ハンセン病を手がかりとして
第三章 精神鑑定をめぐって
第四章 心理療法
第五章 水俣病事件と向き合う
第六章 病院改革
第七章 自殺をめぐって
第八章 鶴見俊輔とうつ病
あとがき

著者紹介

塚崎 直樹(ツカサキ・ナオキ)

1949年、石川県金沢市生まれ。
1973年、金沢大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院精神科で研修。
1980年、京都博愛会病院精神科勤務。
1998年、京都で「つかさき医院」開業。
2021年、診療の第一線から離れ、新たな試みを企画考慮中である。
著書に『声なき虐殺』(BOC出版、1983年)、『精神科主治医の仕事』(アニマ2001、1993年)、共著に『癒しの森』(創元社、1998年)がある。