旧石器人の遊動と植民・恩原遺跡群

シリーズ「遺跡を学ぶ」65

旧石器人の遊動と植民・恩原遺跡群

  • 稲田 孝司/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-1035-2
  • 2010発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

岡山・鳥取の県境をなす中国山地で旧石器時代の遺跡がみつかった。なぜ尾根筋近くの高地で旧石器人は暮らしたのか。
遺跡における行動軌跡から、中国地方を東西南北に遊動し、あるときには東北地方から植民するなど活発に動いた旧石器人の行動と生活の姿を追求する。

目次

第1章 高原の旧石器人たち
1 なぜこんな高地に旧石器遺跡が
2 求めるのは生活の姿
3 恩原遺跡群の文化層

第2章 環状の集落に暮らす人びと
1 暮らしの証拠の数々
2 出土状況の謎
3 からまった謎を解きほぐす
4 みえてきた環状の集落

第3章 遊動する人びと
1 石器製作の循環
2 遊動の軌跡を追う
3 東西・南北の交通路

第4章 植民する人びと
1 北からやってきた植民集団
2 植民集団の生活跡
3 植民集団の遊動とあらたな植民

第5章 人類史のなかの旧石器人
1 道具づくりは人間づくり
2 社会はモノの姿を必要とする

著者紹介

稲田 孝司(イナダ・タカシ)

1943年、大阪府生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。 岡山大学名誉教授。 文学博士。 主な著作 『遊動する旧石器人』(岩波書店)、『旧石器人の生活と集団』(編著、講談社)、「縄文文化の形成」(岩波講座日本考古学6『変化と画期』)、「遺跡の保護」(岩波講座日本考古学7『現代と考古学』)ほか