古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」53

古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡

  • 田中 義昭/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-0933-2
  • 2008発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

出雲平野の背後に連なる山々の懐深く、三九個もの銅鐸が一カ所にまとめて埋められていた。銅剣358本が出土した荒神谷とは約3キロの近さだ。周辺弥生集落の発掘成果もふまえ、古代出雲観に強烈なインパクトを与えた加茂岩倉銅鐸群の謎と弥生の出雲世界に迫る。

著者紹介

田中 義昭(タナカ・ヨシアキ)

1935年、島根県益田市に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。続いて東京大学教養学部研究生となる。武蔵工業大学附属中学校・高等学校教諭、島根大学法文学部助教授を経て、1983年より島根大学法文学部教授。1999年、同定年退官。現在、島根県文化財保護審議会委員。
主な著作 シリーズ「遺跡を学ぶ」053『古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡』(新泉社)、『弥生時代集落址の研究』(新泉社)、『大地に埋もれた歴史─日本の原始・古代社会と民衆─』(共著、新日本出版社)、「弥生時代以降の食料生産」『岩波講座日本考古学3 生産と流通』(岩波書店)、『古代出雲文化の展開に関する総合的研究』(編著、島根大学)、『古代金属生産の地域的特性に関する研究』(編著、島根大学)、『山陰地方における弥生墳丘墓の研究』(編著、島根大学)、『日本の古代遺跡を掘る3 荒神谷遺跡』(共著、読売新聞社)