東北古墳研究の原点・会津大塚山古墳

シリーズ「遺跡を学ぶ」29

東北古墳研究の原点・会津大塚山古墳

  • 辻 秀人/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-0639-3
  • 2006発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

会津盆地の大型の前方後円墳・会津大塚山古墳は、三角縁神獣鏡が出土した日本列島最北端の古墳である。それは古墳時代のはじまりの頃すでに、東北に有力な首長が登場したことを物語る。周辺の古墳・弥生遺跡を含めて、北の古墳時代社会が成立していく過程に迫る。

著者紹介

辻 秀人(ツジ・ヒデト)

1950年生まれ。1980年、東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。
福島県立博物館の建設準備に携わり、開館後6年間博物館の運営にあたる。現在、東北学院大学文学部、同大学院文学研究科教授。
主な著作 「東北古墳時代の画期について(その1)─中期後半の画期とその意義」『福島県立博物館紀要』第3号、「東北古墳時代の画期について(その2)─7世紀史の理解をめざして」『伊東信雄先生追悼考古学古代史論攷』、「陸奥国の古瓦の系譜」『福島県立博物館紀要』第6号、「蝦夷と呼ばれた社会─東北北部社会の形成と交流」『古代蝦夷の世界と交流』古代王権と交流1 名著出版、『古墳時代の考古学』シンポジウム日本の考古学4 学生社 共著、『ふくしまの古墳時代』歴史春秋社ほか。