倭王の軍団

倭王の軍団

巨大古墳時代の軍事と外交

  • 西川 寿勝/著
  • 田中 晋作/著
  • A5判
  • 248頁
  • 2300円+税
  • ISBN 978-4-7877-1013-0
  • 2010発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

考古学の最前線が解き明かす常備軍の新事実!

5世紀、大山古墳(仁徳陵古墳)や誉田御廟山古墳(応神陵古墳)など全長400メートルを超える巨大古墳をつくった王たちを支えた軍団とはどのようなものであったのか?
また武力を背景に半島へ進出したのだろうか?
中期古墳に副葬された大量の武器・武具を実用のものとみるか、儀器とみるかでわかれる軍団の姿。二人の考古学者がそれぞれの軍団像を熱く語る。

目次

1 半島に進出した倭王の軍団(西川寿勝)
軍団を率いる王/軍団の定義/史料からみた軍団/古墳に副葬された武器の実相/巨大古墳時代の軍団は水軍

コラム1 海人と船形埴輪(中村 修)

2 武器・武具から復元する古墳時代の常備軍(田中晋作)
武器研究の指針となる五つの通則/大量の武器の副葬─古墳時代前期前半/整った組合せの武器の出現─古墳時代前期後半/筒形銅器から導きだされる新たな軍事的課題/武器の副葬に特化した古墳の出現─古墳時代中期/武器に組み込まれた農工具の広がり─古墳時代中期後半/百舌鳥・古市古墳群の軍事基盤と常備軍/日本列島における古墳時代中期の軍事的特徴

コラム2 北摂の雄 桜塚古墳群の被葬者像(西川寿勝)

対 談 百舌鳥・古市古墳群の勢力を率いた人物(田中晋作・西川寿勝)
常備軍について/百舌鳥・古市古墳群の被葬者像/中期古墳出土の三角縁神獣鏡/会場から

コラム3 巨大古墳の暦年代(西川寿勝)

西川寿勝(にしかわ・としかつ)大阪府教育委員会文化財保護課副主査
田中晋作(たなか・しんさく)池田市立歴史民俗資料館館長
中村 修(なかむら・おさむ)元京都府立高校教諭。季刊雑誌『古代史の海』代表

著者紹介

西川 寿勝(ニシカワ・トシカツ)

1965年大阪府生まれ。大阪教育委員会文化財保護課 考古学技師。主な著書 『三角縁神獣鏡と卑弥呼の鏡』学生社、『考古学と暦年代』ミネルヴァ書房(編著)、『三角縁神獣鏡・邪馬台国・倭国』新泉社(共著)など。

田中 晋作(タナカ・シンサク)

1955年大阪府生まれ。関西大学大学院博士課程修了。博士(文学)。 池田市立歴史民俗資料館館長を経て、現在、山口大学人文学部教授。 主な著作 シリーズ「遺跡を学ぶ」105『古市古墳群の解明へ 盾塚・鞍塚・珠金塚古墳 』新泉社、『百舌鳥・古市古墳群の研究』学生社、『筒形銅器と政権交替』学生社、(共著)『倭王の軍団』新泉社ほか