古墳時代後期の大型群集墳に葬られたのは?
シリーズ「遺跡を学ぶ」138
河内平野をのぞむ大型群集墳 高安千塚古墳群
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-1938-6
- 2019.10.01発行
- [ 在庫あり ]
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書評・紹介
紹介文
古墳時代後期、眼下に河内平野が広がる大阪府八尾市の高安山麓斜面に、円墳が重なるように築かれ、今も二三〇基が残る。大きく精緻な石室に葬られた人びとは誰か。河内平野に展開する集落と群集墳との関係を検討し、東アジアとつながる玄関口としての六世紀の河内にせまる。
目次
第1章 河内平野をのぞむ群集墳
1 「やまんねき」の大型群集墳
2 古墳時代の河内平野
第2章 歴史のなかの高安千塚古墳群
1 戦場から名所へ
2 研究者たちの来訪
3 観光地になった高安千塚古墳群
4 戦後の考古学のはじまりとともに
5 国史跡化をめざして
第3章 高安千塚古墳群を探る
1 高安千塚古墳群を歩く
2 石室からわかること
3 遺物からわかること
4 高安千塚古墳群の変遷
第4章 古墳群に葬られた人びと
1 畿内の大型群集墳と高安千塚古墳群
2 高安千塚古墳群に葬られた人びと
3 河内平野の集落
4 半島からの玄関口、中河内と高安千塚古墳群
第5章 「やまんねき」の自然のなかで