さらにわかった! 縄文人の植物利用
新刊

歴博フォーラム

さらにわかった! 縄文人の植物利用

  • 工藤 雄一郎/編
  • 国立歴史民俗博物館/編
  • A5判
  • 216頁
  • 2500円+税
  • ISBN 978-4-7877-1702-3
  • 2017.03.25発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

《高度な植物利用のはじまりと縄文編みかごの技と美》
縄文時代の3分の2、9000年近くを占める前半期(草創期・早期・前期)は謎に包まれている。
鳥浜貝塚・東名遺跡などの注目低湿地遺跡で見つかった植物質遺物、とくに多量に出土した編みかごの研究と最新の自然科学分析から、高度な植物利用の知識と技術の起源を解き明かす。

目次

1 縄文時代の前半期ってどんな時代?

2 縄文時代の低湿地遺跡──鳥浜貝塚が教えてくれること

3 鳥浜貝塚から見えてきた縄文時代の前半期の植物利用

4 編組製品の技法と素材植物

5 8000年前の編みかごから何がわかるのか?──東名遺跡

6 東名遺跡と三内丸山遺跡のかごを復元する

7 縄文のかご作りに刃物はいらない?──下宅部遺跡の4000年前の編みかご

8 下宅部遺跡と正福寺遺跡のかごを復元する

9 鳥浜貝塚から半世紀──さらにわかった! 縄文人の植物利用

執筆者紹介(あいうえお順)
鯵本眞友美(あじもと・まゆみ)
・専門分野 考古学
・現在、福井県立若狭歴史博物館主任(文化財調査員)

工藤雄一郎(くどう・ゆういちろう)
・専門分野 先史考古学、年代学、第四紀学
・現在、国立歴史民俗博物館研究部考古研究系 准教授

小林和貴(こばやし・かずたか)
・専門分野 植物解剖学
・現在、 東北大学学術資源研究公開センター植物園 教育研究支援者

佐々木由香(ささき・ゆか)
・専門分野 植物考古学
・現在、株式会社パレオ・ラボ 統括部長、早稲田大学文学学術院・昭和女子大学非常勤講師

鈴木三男(すずき・みつお)
・専門分野 植物形態学、古植物学、植生史学、考古植物学
・東北大学学術資源研究センター(植物園)を2012年に退職。現在、東北大学名誉教授。

高宮紀子(たかみや・のりこ)
・2014年~女子美術大学立体アート専攻非常勤講師
・専門分野 繊維造形、造形教育
・2013年より東名遺跡編みかご講習を担当。

千葉敏朗(ちば・としろう)
・専門分野 考古学(縄文時代)
・現在、東村山ふるさと歴史館学芸員

西田 巌(にしだ・いわお)
・専門分野 考古学
・現在、佐賀市教育委員会文化振興課主査

能城修一(のしろ・しゅういち)
・専門分野 木材解剖学
・現在、 独立行政法人森林総合研究所木材加工・特性研究領域チーム長

本間一恵(ほんま・かずえ)
・専門分野 かご工芸
・バスケタリーニュース編集人

著者紹介

工藤 雄一郎(クドウ・ユウイチロウ)

1976年千葉県生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業後、東京都立大学大学院博士課程修了。博士(史学)。名古屋大学年代測定総合研究センター研究機関研究員、国立歴史民俗博物館研究部考古研究系助教を経て、現在、国立歴史民俗博物館研究部考古研究系准教授。専門は先史考古学、第四紀学。主な著書・編著に『旧石器・縄文時代の環境文化史─高精度放射性炭素年代測定と考古学─』(単著、新泉社、二〇一二年)、『ここまでわかった!縄文人の植物利用』(編著、新泉社、二〇一四年)などがある。

国立歴史民俗博物館(コクリツレキシミンゾクハクブツカン)

千葉県佐倉市城内町にある、大学共同利用機関法人人間文化研究機構が運営する博物館。日本の考古学、歴史、民俗について総合的に研究・展示する博物館である。通称、歴博(れきはく)。佐倉城趾の一角にある。