柳田国男の学問は変革の思想たりうるか

柳田国男研究7

柳田国男の学問は変革の思想たりうるか

  • 柳田国男研究会/編
  • A5判上製
  • 384頁
  • 3500円+税
  • ISBN 978-4-7877-6329-7
  • 2014発行
  • [ 在庫あり ]
  • 梟社/発行
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紹介文

文字に残されてこなかった、名もなき人々の生き生きとした歴史と文化に光を当てた柳田国男。伝統的な制度や価値観が崩壊した今日、柳田国男とその学問を過去のものとするのだろうか? 柳田が逝って50年、その意義と今日的可能性を問い直す。

目次

I座談会 柳田国男の学問は変革の思想たりうるか

「文明の政治」の地平へ(室井康成)

宮本常一と『片句浦民俗聞書』(杉本仁)

不合理性を通しての柳田国男の知的革新(フレデリック・ルシーニュ)

祭礼研究から見る柳田国男の可能性(中里亮平)

民俗学は誰のものか(永池健二)

「おあん物語」の可能性(井出幸男)

日本史教科書に描かれた柳田国男(伊藤純郎)

柳田国男におけるG・L・ゴンム受容の一断面(高橋治)

柳田国男におけるカミ観の「修正」問題

柳田国男=〈有史以外の日本〉の探求(二)(小野浩)

出張報告によって柳田の志向について考える(石川博)

日蓮宗の信仰と講集団(下)(西海賢二)

著者紹介

柳田国男研究会(ヤナギタクニオケンキュウカイ)