神さぶる山へ

神さぶる山へ

語りつぎ 言い継ぎ行かん 富士の高嶺は

  • 大山 行男/写真・文
  • 大型本
  • 128頁
  • 4200円+税
  • ISBN 978-4-7877-1826-6
  • 2019.01.15発行
  • [ 在庫僅少 ]
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紹介文

富士山に魅入られ40年以上にわたってレンズを向け続ける写真家大山行男氏。富士山をテーマとするヴィジュアル要素に富んだ出版物といえば、これまでは型どおりの風景美を湛えた富士山のすがた、あるいは山岳としての自然や生態系、地理・地学的特徴などを紹介するカラー構成の写真集や図鑑ふうの作品が多いが、そうした中、創作の対象としてひたすら追い求め、向き合い続ける大山氏の作品では、古来、民衆の信仰の対象であり続けている富士山の「極楽」とも「地獄」とも映る特有の景色──〝異界感〟や〝精神性〟、さらには美醜のものさしではかりきれない〝性〟に満ちた独自の世界が立ち現れる。

著者紹介

大山 行男(オオヤマ・ユキオ)

一九五二年 小田原市に生まれる。 写真家への歩みは十九歳で経験した日本各地への撮影行にはじまり、二十四歳から富士山の撮影に専念。1985年、結婚を機に忍野村(山梨県南都留郡)へ、1990年には富士西麓の富士ヶ嶺(同富士河口湖町)に移り住む。あえて自作のエイトバイテン(8×10)大型カメラを駆使するなど、独自の作風境地を追い求め富士と向き合い続けている。写真集『富士』『富士樹海』(毎日新聞社)、『宇宙の富士山』『大地の富士山』(山と溪谷社)、『富士山』『富士詩』『富士』(クレヴィス)など。

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