ジャパニーズ・ディアスポラ

ジャパニーズ・ディアスポラ

埋もれた過去・闘争の現在・不確かな未来

  • 足立 伸子/編著
  • 吉田 正紀/訳
  • 伊藤 雅俊/訳
  • A5判上製
  • 416頁
  • 4600円+税
  • ISBN 978-4-7877-0803-8
  • 2008発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

近代になって日本人は驚くほど広く世界各地に飛び出している。最初の移民から近年のアジア各地への就労移住まで、世界に拡散した日本人が直面した現実、文化的アイデンティティと日系社会の創成・変容の姿を、主にアメリカ在住の日本人・日系人らが15章で報告する。

目次

序 章◎ジャパニーズ・ディアスポラの考察・・・・・・・(足立伸子)

第1部◎ジャパニーズ・ディアスポラの起源
 第1章 アジアの先駆者とその起源・・・・(ロジャー・ダニエルズ)
 第2章 日本社会と移民・・・・・・・・(ジェームズ・スタンロー)
 第3章 1885~94年の移住者への訓示・・(ジョナサン・ドレズナー)

第2部◎文化的アイデンティティ
 第4章 破れた王道楽土の夢・・・・・・・(グレッグ・ゲルチャー)
     :満州国における日本人開拓農民の挑戦
 第5章 異民族結婚した移民一世とメスティーソ二世・・・(大野俊)
     :フィリピン日系人問題の起源を考察する
 第6章 日系ブラジル人アイデンティティ・・・・・・・(足立伸子)
     :農業移民から都市ホワイトカラーまで
 第7章 石の声:カナダにおける日系移民の日記・・・・・(辻信一)
 第8章 ペルーの日系人 ・・・・・・(ダニエル・M・マスターソン)
     :移住初期の経験とその後
 第9章 第二次世界大戦中の日系ラテンアメリカ人:その再考察
           (レーン・ヒラバヤシ/アケミ・キクムラ=ヤノ)

第3部◎沖縄、日系、定住化するディアスポラのアイデンティティ構築
 第10章 四つの政府と新たな大地:ボリビアへの入植・・(雨宮和子)
 第11章 行動する日本人・・・・・・・・・・・・・(ゲリー・沖広)
 第12章 民族の境界を越える・・・・・・・・・・・・・(津田岳雪)
     :日本に回帰した日系ブラジル移民の挑戦
 第13章 帝国時代の「海外日本人」、帝国崩壊後の「海外日本人」
                          (玉野井麻利子)
 第14章 仕事と自己の相互関係:シンガポールにおける日本人女性の経験
      (レンレン・タン/合田美穂/エリザベス・マクラーチュアン)

著者紹介

足立 伸子(アダチ・ノブコ)

1997年、トロント大学で人類学のPh.D.取得。現在イリノイ州立大学助教授。ジャパニーズ・ディアスポラ、アジア・アメリカ研究、フェミニスト人類学、言語学などを担当。研究関心はラテンアメリカの日系移民、民族史、エスニック・アイデンティティ、トランスナショナリズム、文化と人間のグローバリゼーション、社会言語学である。2007年イリノイ州立大学ディーン最優秀研究者賞受賞。

吉田 正紀(ヨシダ・マサノリ)

1945年神奈川県生まれ。立教大学大学院文学研究科地理学専攻修士課程修了(人類学・オセアニア)、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン Ph.D.取得(人類学)。 現在、日本大学国際関係学部教授。 専攻  文化人類学・医療人類学・東南アジア研究・国際文化論

伊藤 雅俊(イトウ・マサトシ)