地球農学の構想

地球農学の構想

ミネラル畑にいのちはあふれ

  • 川田 薫/著
  • 川田 肇/著
  • 四六判
  • 232頁
  • 1600円+税
  • ISBN 978-4-7877-1583-8
  • 2015発行
  • [ 品切中 ]
  • 野草社/発行
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紹介文

いのちの農へ

岩が巨木のいのちを育てている!この気づきがすべての始まりでした。
土が盛り上がり、土の底(耕盤)が抜ける。大きな、味の良い、持ちの長い作物ができる。小さい小さいミネラルの超微粒子が、失われた土のいのちを蘇らせ、農の世界を大きく変えたのです。

目次

序 章─ 地面が盛り上がる

Part 1 ミネラルはいのちの素
第1章─ 石ははじまり
第2章─ 三陸海岸の気づき
第3章─ いのちを生み出すミネラル
第4章─ ミネラルで生命体が誕生

Part 2 ミネラル畑でいのちを育てる
第5章─ 山の石・川の石・海の石
第6章― 先人の知恵に学ぶ
第7章─ 花と猫に教えられ
第8章─ 元素の壁、鉱物の扉
第9章─ 水の神秘
第10章― 水とミネラルの相互作用
第11章─ 応用から実用へ

Part 3 いのちの交響 農業用ミネラル
第12章─ 農業用ミネラルとは
第13章─ ミネラルはダンスを始める
第14章─ 生きた土

Part 4 地球農学の構想
第15章─ ミネラルの五大効果
第16章─ 病んだ土壌をミネラルが癒す

終 章─ 「石っこ」の夢

著者紹介

川田 薫(カワダ・カオル)

一九三四年生まれ。東京理科大学物理学科卒業。理学博士。東京大学地震研究所、東京大学物性研究所を経て、三菱金属中央研究所に入社。並行して科学技術庁、通産省などの評価委員、研究員を歴任後、一九八八年に独立、川田研究所を設立。科学技術庁の外郭団体である科学技術振興事業団の「さきがけ研究21」でミネラルと水の構造とその相互作用を解明し、生命体の発生実験に成功。その成果は本書で紹介した「農業用ミネラル液」をはじめ、さまざまな分野に応用されている。
主な著書 『生命の正体は何か』(河出書房新社)、『生命誕生の真実』(新日本文芸協会)ほか。

川田 肇(カワダ・ハジメ)

一九六六年生まれ。筑波大学大学院物理工学修了。工学博士。高エネルギー物理学研究所非常勤研究員の後、川田研究所に入社。現在、代表取締役