世界遺産となって注目される縄文時代の、最新の縄文集落像です
シリーズ「遺跡を学ぶ」154
八ヶ岳を望む縄文集落の復元 梅之木遺跡
- A5判
- 96頁
- 1600円+税
- ISBN 978-4-7877-2134-1
- 2022.03.05発行
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書評・紹介
紹介文
縄文集落の本当の姿は? 北に八ヶ岳、南に富士山、西に南アルプスを望む山梨県北杜市の茅ヶ岳山麓で、〝縄文王国〟と称されるほど繁栄した縄文時代中期の集落跡がみつかった。竪穴住居ばかりでなく、川べりの作業場やムラの道など生活の場がセットで出現した希有な遺跡から追う。
目次
第1章 縄文集落がみつかった
1 梅之木遺跡の発見
2 保存か開発か
第2章 リアルな縄文集落を求めて
1 梅之木遺跡の発掘調査
2 縄文中期の環状集落だ
3 川のほとりの活動域
4 縄文の「道」みつかる
第3章 梅之木縄文ムラの生活を追う
1 ムラの生活を支えた道具
2 磨製石斧はどこから来た?
3 土を洗う
4 土器に残された圧痕
5 どこへ行った? 梅之木の人びと
第4章 新たな住居像を求めて
1 みんなでつくる縄文ムラ
2 竪穴住居をどう復元するか
第5章 生きている史跡
出版社からのコメント
市民とともに石斧をつくって木を伐り、竪穴住居を建て、炉で火を焚く――あたたかくてスローな縄文体験をしている貴重な遺跡です。