ラマナ・マハルシの教え

幸福を手に入れるためには、人は自己を知らねばならない

ラマナ・マハルシの教え

  • ラマナ・マハルシ/著
  • 山尾 三省/訳
  • 四六判
  • 216頁
  • 2200円+税
  • ISBN 978-4-7877-1983-6
  • 2019.07.31発行
  • [ 在庫あり ]
  • 野草社/発行

紹介文

「人間の自然性である幸福、心のない深い眠りの中で体験される幸福を手に入れるためには、人は自己を知らねばならない。自己を知るためには、「私は誰か」という問いで自己を尋ねる知識の道が、最も重要な方法である。」
——本書より

私は誰か? インドの沈黙の聖者ラマナ・マハルシ(1879—1950)。心の制御、自己実現、平和と幸福、仕事と放棄——。師と弟子の問答集の形式で、その教えをやさしく伝える不朽の名著。翻訳は詩人の山尾三省、序文は心理学者のC・G・ユング。1982年、めるくまーるより『ラマナ・マハリシの教え』として刊行された本の改訂新版です。

(発行=野草社)

  • 立ち読み画像

目次

序 シュリ・ラマナと現代人へのメッセージ C・G・ユング

私は誰か Who am I?
私は誰か

霊的な教え Spiritual Instruction
教え(ウパデーシャ)
実践(アビャーサ)
経験(アヌバーヴァ)
達成(アールダー)

マハリシの福音 Maharshi’s Gospel
仕事と放棄
沈黙と孤独
心の抑制
バクティ(帰依)とジュニャーナ(知恵)
自己と個我
自己実現
グルとその恵み
平和と幸福
自己探究
サーダナ(修行)と恵み
ジュニャーニ(知識者)と世界
ハートは自己である
アハム(私)とアハム・ヴリッティ(私であること)

あとがき

出版社からのコメント

「幸福を手に入れるためには、人は自己を知らねばならない」。本書は、”マインドフルネス”に通じるインドの賢者のことば集で、どの章からでも読み始められます。インド哲学と実体験に根差したラマナ・マハルシの教えには、「私」の内面を深く見つめ、真の自己への気づきを得るためのヒントが散りばめられています。「自分自身を喪失する恐れのある人間性にとって、ひとつの警告のメッセージでもある」とC・G・ユングが絶賛した世界的なロングセラーを、詩人・山尾三省の名訳でお届けします。

 

著者紹介

ラマナ・マハルシ(Ramana Maharshi)

1879年生まれ。近現代のインドにおける偉大な聖者のひとり。17歳の時に真の自己をめぐる深遠な体験を得る。アルナーチャラという聖なる山にこもり、沈黙を守る瞑想の日々を送ったのちに、世界中から訪れる人びとからの問いに応えるようになった。数多くの対話と口頭での教えが弟子たちによって記録され、インドをはじめとする世界中で出版されている。1950年に入寂。

山尾 三省(ヤマオ・サンセイ)

1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73年〜74年、インド・ネパールの聖地を1年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去。
著書『聖老人』『アニミズムという希望』『リグ・ヴェーダの智慧』『南の光のなかで』『原郷への道』『インド巡礼日記』『ネパール巡礼日記』『ここで暮らす楽しみ』『森羅万象の中へ』『狭い道』『野の道』(以上、野草社)、『法華経の森を歩く』『日月燈明如来の贈りもの』(以上、水書坊)、『ジョーがくれた石』『カミを詠んだ一茶の俳句』(以上、地湧社)ほか。
詩集『びろう葉帽子の下で』『祈り』『火を焚きなさい』『五月の風』(以上、野草社)、『新月』『三光鳥』『親和力』(以上、くだかけ社)、『森の家から』(草光舎)、『南無不可思議光仏』(オフィス21)ほか。

関連書籍

  • インド巡礼日記FTP
  • ネパール巡礼日記FTP
  • 五月の風
  • 野の道〔新版〕FTP
  • 狭い道〔新版〕FTP
  • 火を焚きなさいFTP