中世瀬戸内の港町・草戸千軒町遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」40

中世瀬戸内の港町・草戸千軒町遺跡

  • 鈴木 康之/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-0740-6
  • 2007発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

広島県・福山市の西部を流れる芦田川の川底から、中世の町並がそっくり姿をあらわした。東アジアをおおう流通網のなかで瀬戸内海と内陸を結ぶ港湾集落が、いきいきとよみがえる。文献からは復元できない中世の町の姿とその盛衰を描きだした中世考古学の先駆的発掘。

目次

第1章 伝説の町の発見
1 幻の町・草戸千軒
2 川底の遺跡
3 中州を掘りあげる
第2章 中世の町を掘る
1 集落成立以前
2 中世集落の成立(一三世紀中頃~後半)
3 町の発展と停滞(一四世紀前半)
4 町の再開発(一五世紀前半~後半)
5 町の終焉(一五世紀末~一六世紀初頭)
第3章 人びとの暮らし
1 活発な流通網
2 木簡が語る経済活動
3 人びとの生業
4 暮らしのなかの道具
5 伝統文化の形成
第4章 内陸と瀬戸内をつなぐ町
1 古代の芦田川河口地域
2 草戸千軒の古地名
3 中世福山湾沿岸の復元
第5章 よみがえる「草戸千軒」

著者紹介

鈴木 康之(スズキ・ヤスユキ)

1959年、愛知県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学、博士(文学)。 広島県立歴史博物館学芸員を経て、現在、広島県立大学人間文化学部教授。 主な著作 「日本中世における桶・樽の展開」(『考古学研究』192、考古学研究会)、「中世土器の象徴性」(『日本考古学』14、日本考古学協会)、「草戸千軒をめぐる流通と交流」(『中世瀬戸内の流通と交流』塙書房)、「滑石製石鍋の流通と消費」(『鎌倉時代の考古学』高志書院)、『中世集落における消費活動の研究』真陽社、「通過点としての草戸千軒」(『中世の宿と町』高志書院)ほか