弥生実年代と都市論のゆくえ・池上曽根遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」23

弥生実年代と都市論のゆくえ・池上曽根遺跡

  • 秋山 浩三/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-0633-1
  • 2006発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

大阪南部、和泉地域に営まれた弥生の巨大環濠集落・池上曽根。集落の中央付近から発見された「神殿」を思わせる大形建物から、いま、弥生実年代の見直しと弥生「都市」論が盛んに議論されている。集落内の構成と遺物を詳細に分析し、弥生大規模集落の実像を明らかにする。

著者紹介

秋山 浩三(アキヤマ・コウゾウ)

1957年、大阪府枚岡市(現・東大阪市)生まれ。岡山大学大学院修士課程文学研究科修了。(財)向日市埋蔵文化財センターなどを経て、(財)大阪府文化財センターで、1995年度からの史跡池上曽根遺跡の発掘・第1期整備事業の業務ほかに携わる。
現在、桃山学院大学客員教授(国際教養学部、エクステンション・センター)、大阪府立弥生文化博物館学芸顧問(前副館長)、近畿大学・神戸女子大学・大阪樟蔭女子大学講師(非常勤)、博士(文学):大阪大学。
主な著作 『弥生時代のモノとムラ』『古墳時代のモノと墓』『河内弥生文化の点描』(以上:新泉社、単著)、『日本古代社会と物質文化』『弥生大形農耕集落の研究』(以上:青木書店、単著)、『交合・産・陰陽道・臼─考古学とその周辺』『河内・和泉の考古記録』(以上:清風堂書店、単著)、『煩悶する若き考古技師』(京都三星出版、編著)、ほか