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野草社図書目録

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80年代

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Last updated 2008.7.14
既刊案内
新装 四六判上製
504頁
4500円
ISBN978-4-7877-0809-0
意味の意味

C・オグデン、I・リチャーズ/著
石橋幸太郎/訳、外山滋比古/
解説

言語が思想におよぼす影響をテーマに1923年に刊行された本書は、意味論の古典として世評が高い。新しい文化と哲学の創造のためのエネルギーの源泉として、それ以後の意味論関係書で本書に言及しないものはないと言えるほどである。補遺にマリノウスキーの「原始言語における意味の問題」などを収録。

 
新版 四六判上製
324頁
3200円
ISBN4-7877-9914-2
ユートピアの系譜
理想の都市とは何か

ルイス・マンフォード/著
関 裕三郎/訳


プラトンの「国家」から説き起こし、現実変革をめざすモア、カンパネラ、ベラミ、ウエルズ等の作品を克明に分析、論評するユートピア文学に関する古典的労作。ユートピアを実現不可能とする立場を否定し、混乱した現代のユートピア像と都市問題への総合的な指針を与える。

 
新装版 四六判
352頁
2500円
ISBN4-7877-9108-7
スペインの理念

ピダル、ガニベー、エントラルゴ/著
橋本一郎、西澤龍生/訳


現代スペインの言語学の権威であり、ロマンセを集大成したピダル。小説家であり、スペイン哲学を代表するガニベー。マドリード大学学長でスペイン医学史を確立したエントラルゴ。現代スペインを代表する3人の業績を網羅した本書は、スペイン文化を知る上で不可欠の書。

 
新装版 四六判
304頁
2100円
ISBN4-7877-9110-9
スペインの遺書

A・ケストラー/著
平田次三郎/訳・解説


スペイン戦争に特派員として参加し、フランコに捕えられたジャーナリストの獄中記。銃殺の恐怖の下で書かれた死とのダイアローグ。ケストラーはこの後すぐ共産党批判者に転向した。転向者としての著者のメルクマールとして貴重であり、ルポルタージュ文学の傑作である。

 
四六判
360頁
〈品切〉
現代文明の砂漠にて

オルテガ・イ・ガセー/著
西澤龍生/訳


スペイン最大の思想家オルテガの『傍観者』より文明・政治に関する論文を訳出。哲学において文明のアンチテーゼを、政治においてファシズムを糾弾し、世界において遊牧民を礼讃することで「現代の砂漠」として全体を総括。著者の根本思想である反文明論が展開される。

 
増補  四六判上製
416頁
〈品切〉 
美学的空間

中井正一/著
鈴木 正/編・解説


個人主義の頽廃が古典美学の危機をもたらしたとする著者は、大衆を含んだ映画の中に未来の美を発見、新たに集団に基礎を置く映像美、機械美などの美学論を展開した。映画論、美学論、言語論を網羅した本書は、待望久しい中井正一研究者必読の書である。

 
四六判上製
364頁
〈品切〉
象徴の哲学
付 華厳哲学小論攷

土田杏村著、上木敏郎/解説

フッサール現象学の方法を取り入れつつ、従来の静的人生観を破り、論理学に新しい範囲を提供し、芸術、認識論上における「象徴」の意味を解明する労作。付録は華厳哲学の要旨を分析し、現代哲学への復権を試みた。1919年に書かれた本書は日本の現象学の出発点である。

 
四六判上製
260頁
1200円
ISBN4-7877-7902-8
人間のゆくえ

渡辺 格、野間 宏/対談

人間の本来のあり方が、社会科学的にも自然科学的にも再考されている。分子生物学のめざましい発展を評価しつつも、そのあり方に対し、鋭い批判を浴びせている分子生物学者・渡辺格と、自然科学の成果を自ら文学に取り入れ、ユニークな創作を続けた作家・野間宏との対談。

 

四六版上製
296頁
2300円
ISBN4-7877-0212-2

科学知と人間理解
人間観再構築の試み

高橋準二/著

社会科学、哲学にも通じた科学史家が、先端の生命科学や脳生理学をふまえ、人、科学、社会の関係を考察。倫理学の再構築、人間行動と生存の意味づけ、地球環境問題、文明の行方などを論じる。「混迷を深める現代文明の中に生きる我々に勇気を与える書」(「出版ニュース」評)

 

A5判上製
280頁
3200円
ISBN978-4-7877-0600-3

差別と抵抗の現象学
在日朝鮮人の〈経験〉を基点に

郭 基煥/著

受苦者の「黙して語らない経験」に深く沈潜し、差別されるとはいかなる経験か、差別に人が誘惑される人間的条件は何か、そして差別されるという経験から抵抗の意志が生まれるとしたらどのようにしてかを追究し、差別問題への社会哲学的/人間学的な新地平を切り拓く。

 
四六判上製
260頁
2500円
ISBN4-7877-9407-8
マルクスとアソシエーション
マルクス再読の試み

田畑 稔/著

『共産党宣言』の有名な文節「各人の自由な展開が万人の自由な展開の条件であるような、ひとつの共同社会」=「アソシエーション」。アソシエーション論をキー概念とした、マルクス超克の必要性と困難性ゆえの精緻な再読作業により、マルクス像の根本的変革を提起する。

 

A5判上製
552頁
4500円
ISBN4-7877-0400-1

マルクスと哲学
方法としてのマルクス再読

田畑 稔/著

マルクス像の根本的変革を唱え、高く評価された前著『マルクスとアソシエーション』に続く渾身のマルクス再読作業。哲学に対するマルクスの関係を、「マルクス主義哲学」の鎧を取り除きながら系統立てて読み解き、その現代的意味と限界、未来へとつなぐ途を考察する。

 
四六判上製
272頁
2500円
ISBN978-4-7877-0609-6
マルクスのアクチュアリティ
マルクスを再読する意味

植村邦彦/著

21世紀のマルクスは、権威として祭り上げられた20世紀のマルクスではなく、19世紀のマルクスでなければならない。未完成の作業に従事し悪戦苦闘を続けていたマルクスの歴史的、思想的コンテクストを多角的に検証するなかから、21世紀におけるマルクス再読の意味を考える。

 
A5判
312頁
4500円
ISBN4-7877-9013-7
歴史における自然の論理
フォイエルバッハ・マルクス・梯明秀を中心に

服部健二/著

人間を「自然の自己意識的存在」としてとらえるフォイエルバッハの自然観をヒントに、哲学における自然観を分析する。〔内容〕自然の自己意識的存在―フォイエルバッハの自然観、歴史における自然の論理―マルクスの自然概念、「全自然史の思想」について―梯明秀の場合。

 
改訂新版 四六判上製248頁
1800円
ISBN4-7877-0311-0
唯物論哲学入門

森 信成/著

宗教的・政治的・経済的疎外とそれからの解放という、人間生活の根本にかかわる問題をわかりやすく説いた定評あるロングセラー。民主主義、弁証法についての見事な考察が現代社会を鋭くえぐる。独力で哲学を勉強し、世界観を得たい人のために最適の入門書。解説=山本晴義

 
A5判
336頁
2300円
ISBN4-7877-7909-5
史的唯物論の根本問題

森 信成/著

戦後のマルクス主義者の怠慢によって勢力を得た、実存主義・プラグマティズム等の反動思想や修正主義の形態と系譜を明らかにし、それらに対する批判のための理論的諸原則を確立した著者の初期論文集。マルクス主義の退潮が進展しつつある情況に警鐘を鳴らした書である。

 
増補 四六判上製
264頁
1800円
ISBN4-7877-8111-1
現代日本の唯物論

山本晴義/著

「高度成長」を基礎に展開されたプラグマティズムや分析哲学に立つ産業社会論・未来論等が破綻する中で、独占資本はより非合理的反理性的な諸論調にすがりつつある。本書は、これら体制のイデオロギー的援兵を逐一批判し、唯物論とマルクス主義の原則を明示した論文集。
 

新装版 A5判
280頁
2000円
ISBN4-7877-9306-3

社会倫理思想史
マルクス主義的人間観序論

山本晴義/著

資本主義社会形成期における倫理思想(ホッブス、ルソー、マルクス)から説きおこし、独占資本主義段階における代表的なブルジョアジーの倫理思想(ヤスパース、マルクーゼ)を系統的にあとづけて解説する。マルクス主義の立場から書かれたユニークな倫理思想史の入門書。

 
四六判上製
284頁
1800円
ISBN4-7877-7508-1
ヘーゲル『法哲学』研究序論

鷲田小彌太/著

マルクス弁証法的唯物論の研究過程で、ヘーゲルの『法哲学』へのアプローチは重要な意味をもっている。しかし、わが国では従来あまり研究の対象とはなっていない。著者はマルクス主義の思想闘争の前提作業としてヘーゲルの『法哲学』の唯物論的な読み直しの必要性を説く。

 
A5判
136頁
1700円
ISBN4-7877-0503-2
21世紀叢書
鶴見俊輔ノススメ

プラグマティズムと民主主義

木村倫幸/著

哲学者鶴見俊輔は、第2次世界大戦後より今日に至るまで、プラグマティズムの立場から日本社会に対して積極的に発言を続けてきた思想家である。混沌とした21世紀を生きるわれわれにとって、今なお多くの示唆に富む彼の思想を多方面から論じ、そのエッセンスを紹介する。

 
四六判上製
184頁
2400円
ISBN4-7877-9812-X

反哲学の哲学
N・ルーマンの理論によせて

土方 昭/著

ロゴスとは事物を数え規則正しく並べることであり、考えることは数えることであった。数論をめぐるライプニッツとカントの確執から説きおこし、現象学と現象学以後の哲学のパラドクスに着目、不確定性をキー概念に、システム理論のパラダイム転換を意図する。

 
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