AB判
128頁
3500円
ISBN978-4-7877-0800-7
三里塚
成田闘争の記憶

三留理男/写真

【目次】

はじめに

三里塚闘争とは何か

 chapter.01  実力闘争の起点
 chapter.02  ボーリング阻止
 chapter.03  強制測量撃退
 chapter.04  三里塚から全国へ
 chapter.05  地下壕の抵抗
 chapter.06  大木よね
 chapter.07  代執行粉砕

成田闘争関係年表

あとがき


三里塚の農民たちは、66年6月に新聞報道によりここが新空港の敷地になることを初めて知ったという。何の説明も相談もなく、いきなり「自宅から出て行け、農地をさし出せ」といわれたのである。こうした扱いをされて、たとえ天下国家の大事だからといって、唯々諾々と従えるはずがない。人として扱われていない、と感じたのである。そうして四十二年後の今、そうした思いを抱いた人やその後継者たちが、三里塚にはいる。三里塚だけではなく日本をとりまく環境の変化や世の中の移ろいを考えると、これはすごいことである。そして本書は、すごいことをはじめた頃の、すごいことを始めた人たちの記録である。(はじめにより)

【著者紹介】

三留理男(みとめ・ただお)
1938年生まれ。報道写真家。日大芸術学部中退。在学中に写真集『小児マヒの記録』(法政大学出版局・1961年)を発表。以後、アジア・アフリカを中心に取材を続け、82年『国境を越えた子供たち』(集英社)をはじめとする一連の作品で第三世界の国境線上の状況を広く世界に伝えたことで「第1回土門拳賞」受賞。88年、長期にわたるアジア・アフリカ取材活動に対して「第4回アジア・アフリカ賞」受賞。97年『辺境の民ーーアジアの近代化と少数民族』(弘文堂)で「第9回アジア・太平洋賞特別賞」受賞。88年より毎日新聞社特別嘱託。
著書に、『パレスチナ』(現代史出版会)、『アコロ』(集英社)、『飢餓』(光文社)、『サラーム』(毎日新聞社)、『チュイ・ポン!』(小学館)、『カンボジア0からの出発 サバイ!サバイ!』(集英社)、『救え!世界の子どもたち 難民・国境を越える』『同・飢餓と貧困』(共に日本図書センター)、『地雷 1億1000万個の悪魔』(草の根出版会)、『悲しきアンコール・ワット』(集英社新書)、『望郷 皇軍兵士いまだ帰還せず〈復刻版〉』(ミリオン出版)、『「希望の川」子供たちの詩』(ミリオン出版)など多数。